朝のテーブルに欠かせない味噌汁。
風味豊かで、いつも私たちをほっこり温めてくれる存在ですが、ある危険性があるのをご存知でしょうか。
今回は味噌汁の美味しさに隠れた危険性と、体に良い効果や飲み方についてくわしく解説します。
朝の味噌汁の危険性とは?
朝に味噌汁を飲むことには、次の2つの危険性があると考えられます。
塩分の過剰摂取
皆さんも「味噌は塩分が多い」「味噌で血圧が上昇する」という話を一度は聞いたことがあるかと思います。
味噌汁を飲みすぎると、塩分の過剰摂取につながります。
しかし、最新の研究によれば、味噌汁を取り入れることにより、ナトリウムの排出が促され、塩分を減らす効果が観察されているのです。
また血圧に関しても、味噌が血圧を上昇させることは確認されておらず、特に制限する必要はないとされています。
1食につき1杯程度の味噌汁を摂取しても、塩分の摂り過ぎ・血圧上昇に関しては過剰に心配する必要はないでしょう。
具材の食べ合わせ
普段なんとなく取り入れている食材の組み合わせのなかには、あわせて食べることで栄養効果が阻害されてしまうものがあります。
みそ汁で一番やりがちなのは、豆腐とわかめにネギの食べ合わせ。
豆腐とわかめには、たんぱく質とともにカルシウムも豊富に含まれています。
そこへネギを入れてしまうと、ネギに含まれる物質がカルシウムの吸収を邪魔してしまうのです。
このような組み合わせはほかにもあり、ほうれん草と豆腐、ほうれん草とベーコンなども、どちらかの物質がカルシウムや鉄分の吸収を妨げてしまいます。
時間差で食べると問題ないので、味噌汁でこの組み合わせは避けておいた方が良いですね。
朝味噌汁を飲むとどんな効果がある?
その日一番初めに口にする朝食。
朝に味噌汁を飲むことで、体を目覚めさせ、活動モードのスイッチを入れる働きがあります。
味噌汁は朝の毒消しといわれるほど、体に良いメリットがたくさんあります。
・体を温める
・代謝が上がる
・便秘の解消
・自律神経のバランスを整える
・抗酸化作用
・免疫力を高める
・食べ過ぎの防止
・血流の改善
・動脈硬化の予防
味噌汁は温かいので、朝に摂取することで体温を上げ、新陳代謝を活性化させることが可能です。
さらに、エネルギー生成に必須なビタミンB1やタンパク質も豊富に含まれているため、特に冷えを感じる人には朝の食事として理想的といえるでしょう。
仕事や学校に行く前の朝に、体に摂り入れると良い飲み物と言えますね。
朝は味噌汁だけでいいって本当?
味噌汁は具材を用意しないといけないし、朝から味噌汁作りは面倒に感じたり、朝食はトーストなどの洋食派だから味噌汁は合わないと感じる方も多いようですね。
でも朝に味噌汁を1杯摂るだけで、その日一日を元気に過ごすことができるのです!
具材を多めに入れれば、味噌汁だけでも栄養をたっぷり摂ることができますよ。
朝からたくさん具合を準備するのは大変ですから、夕飯の余り野菜や乾燥わかめを入れるのもいいですね。
私のおすすめは油揚げを冷凍しておくこと!
油揚げを油抜きし、食べやすいように切って冷凍しておくと、忙しい朝でもそのまま入れて火を通せばOKです。
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もちろん冷凍食品でも販売されています。
具の組み合わせや味噌の種類でたくさんバリエーションが増やせるので、私も毎日飲んでいますが飽きることがありません。
可能であれば白米などの主食を一緒にとることが望ましいですが、普段朝食をとる習慣がない方は、ぜひ味噌汁1杯から始めてみることをおすすめします。
味噌汁ダイエットは効果あるの?
味噌汁ダイエットは、具材によっては減量や筋肉増加に効果があるでしょう。
まず、食事のはじめに汁物を飲むことでカロリーや脂肪の急激な吸収が抑えられます。
そして豆腐や野菜など栄養豊富な具材を入れることで、栄養バランスがアップします。
また温かい味噌汁を飲むことで体が温まり、基礎代謝もアップします。
食物繊維が多い具材を入れれば、便秘の解消などにも役立つでしょう。
ただし、味噌汁だけ飲んでいれば痩せる!というのは間違いです。
味噌汁の具材を工夫するだけでなく、しっかりと運動したり、総カロリー量をコントロールすることが大切です。
まとめ
小さい頃から食卓の定番として親しまれている味噌汁。
そのメリットをしっかり受け取る一方で、味噌汁に潜む危険性も理解しておくとより健康効果を得られるでしょう。
私は朝バタバタしていると味噌汁をよく沸騰させてしまうのですが、味噌汁は沸騰すると香りが飛んでしまいます。
具材の組み合わせや飲み過ぎによる塩分の摂り過ぎだけでなく、作る時にも少し気をつけておいてくださいね。