里芋の煮物を作ってみても、なかなか柔らかくならずに固いまま・・そんな経験ありませんか?
里芋は皮が固く、下処理にも手間がかかるため苦手とする方も多いはず。
結論として、固くなる原因は里芋の種類や選び方、調理の方法にありました。
今回は煮物で固くなりやすい里芋の原因、柔らかくする方法や見分け方まで、詳しくご紹介していきます。
柔らかくて美味しい、里芋の煮物を作りましょう^^
里芋の煮物をよく煮ても固いものがあるのはなぜ?
煮物の里芋が固い・・
なぜ煮たのに、固いままの里芋があるのでしょうか。
そもそも里芋には【親芋、子芋、孫芋】と種類があります。
この種類によってはどうしても固くなりやすいものがありますので、簡単にご紹介していきます。
里芋はまず、種になる種芋を土に植えていきます。
そこから最初に出た芽が大きく成長したものを親芋といい、親芋から子芋、孫芋と続いて実になっていきます。
・親芋
大きいく実が固いものが多い
・子芋 孫芋
親芋に比べて小さく、比較的柔らかいものが多い
煮物を作りたいときは、小さめの子芋や孫芋を使ってあげると柔らかく仕上がりやすいです。
他にも、里芋が煮物で固くなった場合に考えられる理由は
●下茹で足りていない
●里芋の状態が悪い
などです。
しっかりと下茹でをしないで調理料を入れてしまうと、味は染みても中は固いままのことが多いです。
水から茹でることや、大きさに合わせて茹で時間を変えるなどの工夫が必要になります。
また、寒い場所で里芋を保管していると【里芋が風邪をひく】といわれ、実が固くなった状態の悪い里芋になります。
すぐ使わないときは、土がついたまま直射日光を避けて常温保存しましょう。
調理後の固い里芋を柔らかくする方法はある?
作り終わって味見をしたら里芋が固かった・・
そんな時はどうすればいいでしょうか。
もう一度煮る(調理しなおす)
もし固さが気になる場合は、もう一度鍋に戻して弱火で煮ましょう。
強火にしてしまうと焦げてしまうので、軽く火にかけてください。
電子レンジで温める
これは困ったときの定番ですが、電子レンジを使って加熱しましょう。
この際も、なるべくワット数は低めにすると焦げる心配もありません。
火にかけるよりも簡単に火が通ります。
別の料理にアレンジする
最終手段になりますが、そのままでは食べづらい場合、他の料理にアレンジするのもオススメです。
つぶしてポテトサラダにする、つぶして野菜を加えおやきにする、油で揚げて唐揚げにするなど意外と幅広いメニューに対応できますよ^^
固い里芋の見分け方のコツはある?
実はスーパーに並んでる里芋が固いかどうか、見分ける方法があるのはご存じでしょうか?
これを知っておけば、もう悩むことはありません!
それでは見分ける簡単なポイントをご紹介します。
1.土が湿っているものを選ぶ
これは鮮度の問題になりますが、里芋についている土は収穫したばかりの場合、湿り気があります。
逆にカピカピに乾いているものは時間が経過していることになり、鮮度はどんどん落ちていくので、売り場を見る際は気にしてみてください。
2.赤みがかった里芋は避ける
里芋の成分のアントシアニンが酸化をすると、赤みがかることがあります。
食べても体に害はありませんが、実は赤みの多いものはゴリゴリと固い場合が多いんです。
繊維が多く柔らかくなりにくいので、特に里芋の煮物には向きません。
3.小ぶりな里芋を選ぶ
上記でもお話しましたが、親芋は大きく固いことがほとんど。
柔らかく食べやすい子芋・孫芋は小ぶりなので、なるべく小さめの里芋を選んでください。
まとめ
今回は固くなりやすい里芋についてお話してきました。
柔らかくてトロっとした食感の里芋。
煮物はもちろん、スープやサラダなど様々な料理で活躍しています。
下処理や調理方法も大切ですが、選び方も大事なポイントでしたね^^
なるべく小さく鮮度のよいものを選んで、美味しい里芋料理を作りましょう!
ぜひ参考にしてみてください!