掃除をしていたら去年の灯油が出てきた。
これってどう処分したらいいの?使っても大丈夫なの?と疑問になりますよね。
油といっても酸化はするだろうし、かといって捨てるのも大変でもったいない。
実は捨て方もいくつかあり、去年のものでも灯油の状態によっては使えるかもしれません。
今回はそんな困ったときのために、去年の灯油の捨て方や使ったらどうなるのかなど詳しくご紹介していきます。
灯油も大切な資源です。
捨てるときも適当にはせず、まだ使えるものは使いきりましょう。
去年の灯油の捨て方と処分方法は?
灯油だけに限りませんが、油ものの処分って分からないことが多いですよね?
やり方を間違えてしまうと、ベタつきや臭いの原因にもなりますし、環境にも大きな迷惑をかけてしまうこともあります。
灯油が劣化していない場合は、知り合いや近所の方に譲り使ってもらうのもいいですね。
では去年の灯油、捨て方や処分方法をいくつかご紹介していきます。
1.ガソリンスタンドに持ち込む
灯油の処分方法で安全・確実なのが、ガソリンスタンドに持ち込むことです。
ガソリンスタンドは基本的に、危ないガソリンや灯油の販売を行っているので安全に廃棄をすることも可能!
大手や大型のガソリンスタンドであれば比較的対応してもらえることが多く、処分にかかる料金は無料~500円ほどかかる場合があります。
店舗によっては対応が出来ないこともあるので、事前に電話で問い合わせをしてみましょう。
2.販売店に引き取ってもらう
ガソリンスタンドだけではなく販売店や協力店でも、使わなくなった灯油を無料で引き取ってもらえる場合があります。
3.可燃ごみにだす
こちらは処分の量にもよりますが、少量の灯油であれば可燃ごみに出すことも可能です。
方法は新聞紙や使わない布に灯油を全て染み込ませて、可燃ごみに捨てましょう。
ただし地域によっては灯油を捨てることを禁止している場合も多いので、処分する際は市町村に一度問い合わせをしてみてくださいね。
去年の灯油を使ったらどうなるの?
処分の方法ついてご紹介しましたが、できることなら使いきりたいですよね。
では去年の灯油を使うとどうなるのか詳しくお話していきます。
基本的に灯油は空気にふれたり、直射日光に当たると劣化をしていきます。
このような灯油をまとめて【不良灯油】といいますが、さらに2つに分類されます。
・変質灯油 (長期保存で劣化したもの)
本来灯油は透明ですが、黄色く変色しすっぱい臭いがします。
・不純灯油 (油や水などの不純物が混ざったもの)
ゴミが雨が混ざり、異臭がしているもの。
専用のポリタンクを使い、雨や直射日光に当たらないように室内保管をしていた灯油で、劣化がみられないものは使うこともが出来ます。
しかし劣化が確認できる灯油をストーブで使用すると・・
・故障の原因
ストーブに火が付かない、火が消えないなどの異常燃焼の恐れがあります。
他にも異臭や一酸化炭素中毒を引き起こすことがあり、故障の原因にもなります。
・火災の危険
上記のように着火や消火がうまくいかないまま運転が続くと発火し、火災に繋がることがあります。
安易に「大丈夫だろう!」と判断するのではなく目で見て、臭いを嗅いでから使うようにしてください。
さいごに
今回は去年の灯油の捨て方、使ったらどうなるのかなど詳しくご紹介してきました。
毎年寒い冬には欠かせない灯油ですが、綺麗に使いきることも難しく余ってしまいがちです。
このような場合は、不良灯油にならないよう、適切な方法で保管をしておきましょう。
そうすれば急激な劣化を防ぐことが出来るので、来年も使うことが出来ます。
ぜひ参考にしてくださいね^^