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年賀状の敬称で殿はおかしい?様と殿の使い分けは?

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生活

日本伝統文化の年賀状。

新年のお祝いと挨拶を年賀ハガキに書き、親しい人に送ります。

親族や友人だけでなく、会社の上司や目上の人に送ることも多いと思いますが、敬称に困ることはありませんか?

敬称とは名前の下につける『様・殿』などの、敬意や尊敬を示すための接尾語をいいます。

一般的には様が多いですが、殿はどんな相手に使うべきなのか、使ってもいいのかなど曖昧だったりしますよね。

今回は年賀状の敬称で殿はおかしいのか、誰に送るときに使うのか、様や殿の使い分け方など詳しくご紹介していきます!

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年賀状の敬称で殿は誰に送るときに使う?

年賀状の敬称で1番使われているのは様ですよね。

様以外にも殿と書かれていることもありますが、実際はどのような相手に使うのが適切なのでしょうか?

まず年賀状で使われる際は〔どの〕と読みます。

殿は昔からの言葉で【大きな建物・貴人や君主(身分の高い人)に対する敬称】を意味していました。

そのため自分よりも立場や年齢が上の人に使うイメージがありますが、実は目上から目下に向けて使う言葉です。

目上の方やビジネス上のお付き合いがある方に使うと、とても失礼になってしまう行為なので注意が必要です!

近年、殿は基本的にビジネス用語として〔文書・メール・賞状〕などに使われている他、同僚や目下の人に対してつかう敬称とされています。

間違えて、立場や年齢が上の人に使うことがないように気を付けましょう!

様や殿の使い分け方は?

殿が目上の人に使ってはいけないことは分かっても、敬称の詳しい使い分け方法は曖昧かもしれません。

ここでは様や殿の使分け方、他にも使える接尾語など詳しくご紹介していきます!

【様】

最も一般的に使われている敬称。

どんな相手(個人)にも使えて失礼がありません。

ただし宛名が連記(複数)の場合は一人一人に様をつけて送りましょう。

【殿】

基本は目下の人に使う敬称です。
目上・年上の方には殿ではなく〔様〕を選びましょう。

公的機関が宛名の場合は、使っても問題ありません。

【御中】

御中(おんちゅう)は個人ではなく、会社や団体などの組織に対して使う敬称です。

〔○○株式会社 御中〕といった形で、会社や企業宛てに年賀状を送る際にも使えます。

ただ基本的には会社であっても、担当者(様)宛てに送ることが多いかもしれません。

【先生】

実際の先生宛てはもちろん、個人的に先生と慕っている相手でも〔○○先生〕と書いて送ることができます。

正式な敬称なので失礼になることはありません。

ただ敬称が2つ被ることを避けるため〔○○先生 様〕と使うことのないように注意しましょう。

【御一同様】

相手の家族と親しいときに世帯主だけでなく、奥様やお子さんの名前も書いてあげることがあります。また会社の方全員に対して送りたいときの敬称は〔御一同様〕としましょう。

宛名が3人以上であれば、御一同様が使えます。

家族宛ての場合は、世帯主の名前を書いた左側に〔ご家族御一同様〕と並んで記載しましょう。

まとめ

今回は年賀状の敬称で殿はおかしいのか、誰に送るときに使うのか、様や殿の使い分け方など詳しくご紹介してきました。

殿という言葉がもつ意味やイメージと、敬称として使う殿は全然違っていましたね。

自分の知る情報だけでは、いかに不確かかが分かりました^^;

年賀状などの大切な場面で、こちらは悪気なく使った敬称が、相手に失礼になってしまうこともあります。

年功序列の意識がまだ残る日本社会では、これからも気を付けていきたいところです。

ぜひ敬称に迷ったときの参考にしてください!

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