季節が変わると空気の匂いも変わりますよね。
逆に、その匂いを嗅ぐとその季節のことが思い出されたりします。
秋の匂いにはどんな香りがあるでしょうか?
秋の匂いを表現するとどんな香り?
秋の匂いで一番有名なものと言えば、金木犀(キンモクセイ)の香りではないでしょうか。
9月下旬ごろ、秋になると花がいっせいに咲き始めます。
オレンジの小さな花です。
この咲いた花からとても良い甘い香りがするのです。
庭木にも人気の木なので散歩道で出会う確率も多いですよね。
金木犀の花の香りはとても強いので、木に近づく前から香りがさきに漂ってきます。
金木犀の花言葉は
・謙虚
・気高い人
・真実
・陶酔
・誘惑
です。
独特な甘い香りが「誘惑」や「陶酔」という花言葉になったのかもしれませんね。
金木犀以外の秋の香りとは?
金木犀以外にも秋を感じる香りはたくさんあります。
「食欲の秋」とも言われますが、秋の良い香りの代表は、なんといっても「松茸」ではないでしょうか?!
庶民にはなかなか手の出しづらい高級な食材ですが、秋しか出回らないのでぜひ季節を感じてみたいものです。
松茸はそのまま焼いても良いですし、松茸ごはんやお吸い物も絶品ですね!
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どの料理法でも芳醇な香りを楽しめます。
他には、好き嫌いは別れますが銀杏も秋の食材ですね。
銀杏並木では秋になると銀杏の香りが立ち込めます。
これは好きな方はあまりいないかもしれませんが(笑)
秋の香りのする花や木とは?
チョコレートコスモスをご存じですか?
コスモスは和名アキザクラというように、秋を代表するお花です。
通常のコスモスの花は、香りはあまり強くありません。
ですが、チョコレートコスモスはその名の通り!チョコレートを思わせる甘い香りがするのです!
色も深い茶色で、見た目も香りも「チョコレート」そのものです。
秋になったらぜひ「チョコレートコスモス」を探して香りを嗅いでみてください♪
また、秋の香り代表する木は金木犀ですが、「銀木犀」という種類のお花もあります。
金木犀ほど香りが強くないのですが、とても上品で優雅な良い香りがします。
香りは金木犀と似た香りですが、金木犀よりは控えめな弱い香りです。
10月ごろに小さな白い花が咲きます。
秋の匂いは寂しい気がするのはなぜ?
夏のうだるような暑さがおさまって、季節が秋に向かうとなぜだか
さみしい気がすることはみなさんも経験あるのではないでしょうか?
夏の間はジリジリと焼けるような日差しが降り注いでいたのに、季節が秋に変わると朝晩などはひんやり風が冷たかったり・・・
夏の間はワサワサと葉っぱを付けていた木々も黄色や赤に紅葉し、
そのあとには葉っぱがたくさん落ちて、落ち葉が風にふかれてカサカサという音を奏でたりすると、どことなくさみしい気持ちになるものですよね。
秋になってさみしいという気持ちは、「夏休み」から来ているのではないかと私は思います。
子どものころ、とっても楽しかった夏休み!
旅行に連れて行ってもらったり、川や海や、自然の中で遊んだり
プールにレジャーに、友達とお泊り会をしたり、花火をしたり、
おじいちゃんおばあちゃんのおうちへお泊まりに行ったり、
アイスクリームを食べたり・・・
夏にはたくさんの楽しい思い出があります。
夜遅くまで空が明るいことも、夏は開放感があって良いところですよね。
それが秋に向かうと同時に、夏休みは終わり、風は冷たくなり、暗くなる時間は早くなる。
花火の時期も終わり、海やプールにも入れなくなる・・・
そんな変化が「さみしい」という気持ちになるのではないかな、と個人的に感じます。
さいごに
落ち葉が風に吹かれてカラカラまわる様子も、風が冷たく感じることも、何となくさみしさを感じる要因ですよね。
みなさんはいかがでしょうか?
大人になった今は「食欲の秋」があるので、私は秋もとても楽しみな季節になりました(笑)
うつりゆく季節の中で秋を感じてみてくださいね。