今年の夏は、例年に比べて暑さが厳しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、日本の夏は高温多湿で、過ごしにくい季節として海外でも知られています。
そこで今回は、今年の夏の暑さが続く原因と、いつごろ涼しくなるのかについてもご紹介します。
日本の夏の暑さと湿度が続く理由とは?
日本の夏には、高温多湿な気候が特徴的です。
これは、日本列島が亜熱帯から温帯に属する地域に位置しているためです。
また、太平洋高気圧の影響によって、夏場には高気圧が日本列島上空に広がります。
この高気圧によって、雲の発生が抑えられ、晴天が続くことが多くなります。
そのため、地表の熱を逃がすことができず、気温が上昇するのです。
またこの太平洋高気圧は海上でできるため、たくさんの水蒸気を含んでいます。
このため、気温と湿度の両方が高くなってしまうのです。
いつになったら涼しくなるの?
秋分の日以降が涼しくなる傾向にある
暑い暑い夏。
一体いつになったら涼しくなるのでしょうか。
日本の夏の暑さと湿度の高さは、9月中旬頃まで続くことが多いです。
しかし、秋分の日を過ぎるころから、日中の気温が下がり、朝晩は涼しくなる傾向にあります。
秋分の日は例年9月末ですから、このくらいの時期から少しずつ気温も下がっていくでしょう。
日中は暑さが残ることがありますが、朝晩は涼しくなります。
これは、夜の時間が長くなり、地表の熱が放射冷却によって逃げやすくなるためです。
10月に入ると、日中の気温も下がり、涼しさが感じられる日も増えるでしょう。
猛暑と酷暑その違いとは?
気象庁が定める「猛暑日」と「酷暑日」の定義
まずは、猛暑と酷暑についてご説明します。
気象庁が定める「猛暑日」とは、最高気温が35℃以上の日を指します。
また、「酷暑日」とは、最高気温が30℃以上で、かつ、平均湿度が80%以上の日を指します。
つまり、猛暑は高温であることに加え、湿度も高めであることが特徴です。
猛暑日・酷暑日ともに、危険な暑さであることは変わりありません。
熱中症対策をしっかりと行い、エアコンなどの適切な利用で暑さから身体を守りましょう。
夏の節約にも!エアコンの効きを良くする方法
夏の暑さは辛いものですが、エアコンをフル稼働させると電気代がとっても高くなってしまいますよね。
そこで節約にも役立つエアコンの効きを良くする方法をご紹介します。
1. エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターが汚れていると、空気の流れが悪くなり、効きが悪くなってしまいます。
定期的な掃除を心がけましょう。
掃除方法は、取扱説明書を参考にしてくださいね。
2. 風向きを上に向ける
エアコンの風向きを上に向けることで、冷たい空気が床に直接当たらず、部屋全体を冷やすことができます。
また、上から下に冷やすことで、部屋の空気を循環させることができるため、効率よく冷やすことができます。
3. 日差しを避ける
エアコンの直射日光を避けることで、効きが良くなります。
また、カーテンやブラインドなどで室内を遮光することで、外気の熱を遮断し、効率的に冷やすことができます。
4. 温度設定を適切にする
エアコンの温度設定を適切にすることで、効率よく冷やすことができます。
一般的には、28度前後が適切とされています。
また、就寝時には28~29度程度にし、身体を冷やしすぎないことも大切です。
まとめ
まだまだ暑い毎日。
食欲も落ちやすく、夏風邪などをはじめ、体調を崩しているという方も少なくないでしょう。
冷たい飲み物、食べ物の摂りすぎに注意し、胃腸に優しい食事を心がけたいですね。
秋の訪れを楽しみにして、厳しい夏を一緒に乗り越えましょう!